中学受験のススメ

受験、塾、教育

小学校5、6年生で英語の授業が必修化されて2年が経とうとしている。カリキュラムに取り入れて初めての年とあって、どの小学校も手さぐりでの授業のようだが、その取り組みはさまざまだ。
小学校の教師に「英語活動への指導に自信があるか」聞いたところ、約7割の教師が「あまり自信がない」「まったく自信がない」と答えた。「5、6年生の担任になると、英語の授業を受け持つことになるので、できれば避けたいという先生もいるようです」と、いうのだから深刻だ。
地域や小学校間に「格差」「あまり自信がない」という教師の声に不安をもつ父兄は少なくない。父兄の多くは小学校の英語教育への関心が高く、ベネッセ教育研究開発センターの調べでは、小学生の子どもを持つ保護者に、「もし週に1時間だけ、授業の時間が増やせるとしたら、どの時間を増やしてほしいか」を聞いたところ、もっとも多かったのは「英語」で4人に1人が選択したというほど。小学校で英語教育を必修にすることに対しても、約8割が「賛成」(どちらかといえば賛成を含む)と答えていたそうだ(2007年調査)。
2011年度に英語が必修化されたとき、すでに9割以上の公立小学校で、何らかの英語教育が行われていた。しかし、地域や小学校間の「格差」があって、予算をとって外国人指導助手をつけている小学校もあれば、公立でも「なかなか予算がつけられない」の小学校もある。

制度を変えるときにも当然ですがそういった指摘はあったんです。
それでも変更しないと始まらないと言う事で変更しましたから、今言っても仕方が無い部分ですね。それもまたその通りです。
中学校で英語をやるのではなく、2年早く行う事にしたわけですから、そこでの教育がいい加減になってしまうならば、やらない方が良いと言う事になってしまいます。
一日も早い教育方法の確立が必要ですね。

簡単なのは英語専門の教員の導入だと思います。
音楽や図工(美術)は専門教員がいますから、同じ事ですね。

そうならない理由は二つだと思います。

予算がさらに大きくなってしまう事と、同時に沢山の教員の育成は不可能な事です。
お金がかかるし、お金さえあれば何とかなるわけでもないと言う事ですね。

でも、英語の教育がしっかりと浸透する事は良い事じゃありませんか。

そうですね、先生が英語をしゃべれないとか、勉強しても話せるようにならないとか、受験にしか役に立たないとか言われてましたね。

小学校の英語教育は、中学校の1年生で英語学習に入るための準備をするのが目的です。なので、現在の中学校の勉強を否定するものではないので、話の軸が変ってしまっています。

また別の議論として必要だとは思いますが、小学校の英語指導開始は、それで『良い』とした前提で成り立っています。中学校で英語の勉強をスタートする時、その生徒が英語の学習経験が過去にあるかどうかが大きな差を生みます。そこで、不得手になってしまわないように、少しでも英語に触れておく事で、中学校での導入をスムーズにする事が目的です。
中学校に入ると、算数が数学になったり、定期テストが始まったり、内申点が付くようになったり、色々な事が同時に変わります。そのショックを少しでも和らげようと言う事ですね。